かるいねんど/リンゴ

久しぶりに(10年ぶりくらいに)粘土細工がしたくなって。近くの規模小さめの100円ショップへ行きました。
オーブン粘土の白は売り切れ。
あと、「ふんわり軽いねんど」と石粉粘土と油粘土と小麦粉粘土が売られていました。
「ふんわり軽いねんど」をゲット。(店のPOPには「紙粘土」とありましたが、樹脂や天然繊維を使った新しい粘土のようです。)
 
ここまで軽い粘土は、触るの初めてです。
軽さにヒントを得て、思いついたままざっと作ってみたのがこちら。

左は起き上がりこぼし。底に、たまたま持っていたオニキスの玉を入れています。 
右は頭部を空洞にして小さな鈴を入れてみました。振るとチリチリ鳴ります。 
眼等はプラマンでかきこみました。
えっと。オタマトーンがモチーフのつもりです;
 
ちぎって丸めてひねって。ふんわり軽いねんど。形をつくって表面を均すのが意外と難しい。
ほんの親指程度の量を使っただけなのですが、暑い部屋で扇風機に当たりながら作業したせいで、たちまち乾いた白いカスが発生。風に飛び散りましたw。もちょっとうまく成形できるよう工夫しなければ。扱いに慣れとコツが必要だわー。
乾燥するとさらに軽くなります。強度はあまりなさそうですが、意外なことに弾力性があります。白いからすぐに汚れそう。
でも、民芸品の張り子人形みたいな、素朴に漉いた和紙のような風合いが、きらいな感じではありません♪
 
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先日、一番古い記憶「リンゴの種」について考えたせいか、またふと、思い出したことがありました。
 
一昨年の秋に亡くなった父は、若いころ、リンゴに対するあこがれを持っていたようです。
 
母へ、島崎藤村の「初恋」の詩を送っていますし。 ( <− 母から譲り受けたハンドバッグのポケットから見つけました。)
「リンゴみたいに真っ赤で完璧な形のモノが、実際に樹になるなんて不思議だよねえ。」と、幼かったわたしに話しかけたことがあります。
 
父のリンゴへのあこがれと。
わたしの「一番古い記憶」はつながっていたのかな。

イラレでなんちゃって。