アンドロイド版『三人姉妹』観ました

吉祥寺シアターで行われている、アンドロイド版『三人姉妹』を観ました。
http://www.seinendan.org/jpn/info/2012/10/threesisters/
チェーホフの『三人姉妹』の大枠と部分的な設定が引かれた脚本。
以下、覚え書き。
 
やりすぎでないアンティーク趣味が混じった家具調度のある、明るくて広いリビング。
観葉植物、古い本(全集など)、外国からの土産が並ぶ大きな棚。
数年前に亡くなった、著名なロボット研究者だった父親。
三人姉妹。その弟。
長女は独身で教師。次女は既婚だけれど離婚を考えている。なぜかアンドロイドとなっている三女。留学を考えている弟。
シンガポールへの赴任が決まった父親の愛弟子だった若い研究者。そのお祝い会。
父親がいた研究室の教授と、その若い妻。
弟を心配したずねてくる院生。
旧式な家事手伝いロボット。
 
人間の役者が9人。
ジェミノイドFさん。
Robovie-R Ver.3。
 
石黒浩氏開発のエルフォイドが、小道具として使われました。
http://www.kagakunavi.jp/topic/show/204
 
初めて見る青年団の舞台。アンドロイド演劇。
 
役者陣の演技。
ロボット・アンドロイド側の演技制御。
平田演出のつくりこみの実際。
 
平田オリザさんが解釈する「寂しさ」。
チェーホフの「三人姉妹」のようなドラマは起こらない。
所在なさが色濃くふわっと覆っている、先のよく見えない日本近未来。
 
興味深く、おもしろかったです!
(まだ、当日券が入手できるそうです。
 
アフタートークの内容等は後日(たぶん)。