「結晶化した花の世界の物語 明和電機 EDELWEISS展」とは何か

明和電機公式サイトのニュースでも、市川市芳澤ガーデンギャラリーで4月19日から行われる「結晶化した花の世界の物語 明和電機 EDELWEISS展」のイベント詳細に関する情報が掲載されました。
http://www.maywadenki.com/news/%e3%80%90%e5%b1%95%e8%a6%a7%e4%bc%9a%e3%80%91%e3%80%80edelweiss%e5%b1%95/
 
ゴールデンウィーク終盤の土日である5月3日と4日にイベントが目白押しです。
にぎわうのでせうね。
 
当方は、これらの日程は南の島の海でぷかぷか浮かぶ予定を入れてしまい、参加することができません。
とても残念。
 
でも、なぜかすこしほっとしています。
イベント参加を求めその展覧会会場にいる自分を想像すると、さぞ、平常心を失い、ざわざわしているだろうな、と思うから。
 
*****
オタマトーンから来たおばさんファン。だからか。
「EDELWEISS シリーズ」がどうしてこのようなことになっているのか、作家はどう所在させたいのか、それはどういう意図に因るのか...など、よくわかっていません。
大きな括りとして見えにくく。細部において整合していないように見えることも気にかかります。
 
考えると、もんもん。
金沢ナンセンスマシーンズ展のエーデルワイス・シリーズの部屋。とてもよかった。
だからなお一層...。
 
*****
まず、この展覧会のタイトルをみているだけで、けっこう、「(わーっ)」となるのでした。
 
明和電機 EDELWEISS展」です。
アーカイブを紐解くと、エーデルワイス・シリーズは、吉本二人体制時代からはじまっています。
その後、明和電機から独立したプロジェクト、とされたはずです。作家が、Novmichiという別キャラクター?として表れていたということ。
 
でも、明和電機本体と濃く相互影響し。モチーフや作品が行き来しています。
広島からはじまるナンセンスマシーンズ展でも、シリーズのひとつとして展示され続けてきています。
 
当方がオタマトーンから明和電機ファンになったころ、エーデルワイス・シリーズは作家が意図的に「封印していた」と聞き及びました…。どうしてそのようなことに(素朴な疑問)。
それが開封?されて。また展示されて。新製品がつくられて。
 
そして今回、「明和電機 EDELWEISS展」です。
 
経過をたどって理解しようとするほど、あれこれ考えてしまってタイトルの「明和電機」と「EDELWEISS」の関係がつかみにくくなります。
 
純粋な並列? それとも「明和電機」の(所有格)「EDELWEISS展」。「明和電機」が行う別物としての「EDELWEISS展」?(たぶんそれは意訳すぎ)
 
そして、作家氏はどんな仕様?コスプレ?でファンの前に姿を現すのでせう。
 
*****
「結晶化した」という表現。
結晶化というのは、「モノとして作品となった」という程度の暗喩だと素直にとらえてよいのでしょうか。
はんぱに理系みーはーなせいか、「結晶化」という科学用語が出てくると落ち着きません。

wikiより:
結晶(けっしょう、crystal)とは原子や分子が空間的に繰り返しパターンを持って配列しているような物質である。より厳密に言えば離散的な空間並進対称性をもつ理想的な物質のことである。
結晶化(けっしょうか、英: crystallization[1])は、均一な溶液から固体結晶が生成する、自然な、または人為的な過程である。

 
******
「花の世界の物語」・・・。
花は、EDELWEISS PROGRAM のはじまりと終末、つまりそれを固める境界表層を飾るように凝縮して現れ。
物語の中身は、例えて言うと、おしべとめしべが決してくっつかなくなるという、むしろ「花が機能を失っている」、花のない世界に思えます...。
(ここで「花とは何か」「花はなぜ咲くのか」とか考え出すとさらにドツボでして;
 
*****
さて、展覧会タイトルについてつべこべ考えているだけですこし疲れました。
 
安楽な態度だけれど、失職中で多少時間があるのをいいことに、このシリーズがいまの自分にどう見えているか、ということを、近日ちうにすこしまとめてみたいと思います。
できれば、社長がフランスから戻られて、EDELWEISS展の搬入準備にかかりきりにならないうちに(笑)。
 
この日記にUPできるほどまとまった文になるかはわからないのだけれど;

結晶化して白くなりなにもなくなる世界…