昨年末にこの本を入手し、読み終わりました。
- 作者: 馬定延(マ・ジョンヨン)
- 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング
- 発売日: 2014/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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萌芽
大阪万博
その後の低調期
80年代から90年代へ
青い方々のファンになる前にはまったく興味がなかった分野なのですが。
当方が過ごしてきた年月とほぼ重なります。
時代の雰囲気を思い返しながら、すんなり読むことができました。
現在のリアルへ連続する現象を観測。
日本のメディアアートを社会現象としてとらえ、多くの文献をひきながら丁寧に縦糸と横糸を絡めるように編まれた内容です。
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社長の師、山口勝弘氏や坂根厳夫氏の活動や記述も多くひかれています。
『明和電機』が現れた必然性。
流れのなかのひとつの現象としてのそれ。
そして、必然性を凌駕するような、独自性ある立ち位置(異端と表現していいほど)、その不思議さ。
相反する二面が頭のなかに落ち着いてきました。
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それは、現象。
これからまた見え方が変化していくのでしょう...。
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出版社公式ページと、書評のページへのリンクを貼っておきます。
アルテスパブリッシング:
http://www.artespublishing.com/books/86559-116-3.html
メディア芸術カレントコンテンツのサイトから:
http://mediag.jp/news/cat3/2014201412-a-critical-history-of-media-art-in-japan19702000-artecartlabicc.html