先日、この本を読みました。
中沢新一氏と内田樹氏との対談集。
(・・・何年も前から待っていた気がします。
- 作者: 内田樹,中沢新一
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/01/31
- メディア: 単行本
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ハイパーな展開。細部はかなりテキトー(よい意味でも)。さくさくさくさく読めます。
思想学界隈にいらっしゃる人の対談やエッセイ風の文を読むと。話題の幅広さに驚くことが多いです。
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日本の文化はインターフェース上に知性。生の力と死の力に圧縮された平面上にデザインするのが得意。生と死の境界面での創造活動・・・。
この本のなかで、お二人が日本のアニメや漫画の文化に対し、こともなげに上記のようなことを仰っています。
そう・・・だったのか。
日本の二次元文化は、こちら界とあちらの世界を結び、ぎゅっと圧縮して魅せるという位置づけができるのですね。
(ホントかしら。)
ふと、思い出しました。
昨年の明和電機主催イベント「ストレンジボイス」の前に。
社長やボーカロイドPの方が、 ボーカロイドについて
『死を内包している』
と触れられ。
そして、故人の声をボカロで実現することに対し大盛り上がりされていました。
当方はそれが不思議で?だったのですが。
そうか。
ボカロも、二世界ぎゅっと圧縮、で特徴づけられるのかもしれません。