「EDELWEISS PROGRAM 2004」など

緑色の御本「EDELWEISS PROGRAM」。初版が2004年11月です。
http://www.maywadenki.com/products/book/edelweiss%e3%80%80program/
 
「魚コードのできるまで」にあるEDELWEISS PROGRAMに、「プードルズの反乱」の章が追加され、寓話集として体裁が整えられます。
 
ひとつ、気になっている些細なこと。
「魚コードのできるまで」p.136にある「リンゴで地球へ」のポエムに出てくる"おじいちゃん"。こちらの本:EDELWEISS PROGRAM には登場しません。
しかし、公式サイトのEDELWEISS「リンゴのエンジン」章説明の文中に触れられています...。
http://www.maywadenki.com/products/edelweiss/edelweiss_the-apple-engine/
 
深緑色に金色が捺されている、凝った綺麗な本です。聖書、に模せられているそうです。
 
表紙は「装飾の花」。
 
各章のタイトルに、物語に対応する(らしい)「結晶の花」「生殖の花」「装飾の花」のイラスト(「魚コードのできるまで」既出)が小さく添えられています。
それだけでなく、各章のはじまりに、レース編みのように美しく繊細な、物語のモチーフを抽象化したイラストが掲載されています。
*これらのイラストは、現在でも、エーデルワイスシリーズの世界観を表す図として使われています。
http://www.maywadenki.com/products/edelweiss/
(ただし、アップルエンジンの図は、子宮内サバオ?が付いた図にバージョンアップされています。)
 
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明和電機の広告デザイン」2006年10月19日

明和電機の広告デザイン

明和電機の広告デザイン

 
エーデルワイスシリーズが、「明和から完全に側率した個人プロジェクト」と位置付けられたのは、どうやら2006年の事業報告ショーでのようです。
(電協ジャーナル「社長放談」で"線を引くこと"がとりあげられたのはその直後ですね。
 
それと同年の秋に出版された本。
 
EDELWEISSのテーマは「女性とは、生物的なメスとは何か」。
この説明は、最新のナンセンスマシーンズ・カタログでもそのまま使われています。
 
この本のなかでのEDELWEISSについての記述はごく短いですが。
「あとがき」などに、その時代の気分?が濃厚に現れています。
確固とした、このシリーズへ向けた意志と。
 
ご本人にしかわからないであろう、葛藤...も。(たぶん)
 
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