…社長は、《プードルズヘッド》をかぶる機会を、これまで避けていらっしゃるのではないかと思っていました。
当方の思い込みかもしれません。が、そういうようなことを口にされるのを聞いたことがたしかあります。
これをかぶる社長写真は一枚しか記憶ありません。
ライブでも、これら(赤プードルズ)をかぶるのは工員さんたちです。
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明和電機 上海展の会場で。
ガソリンエンジンで動くあの銀色のプードルズヘッドのパフォーマンスが行われたそうです。
社長が装着されて。
上海展の、ひとつのハイライトだったものと思われます。
動画がネットにあげられています。
重そう。すさまじそう。
アレが動くなんて…こんなパフォーマンスが行われることがあるなんて、想像していませんでした。
試運転の動画が上海展開催以前の準備段階であげられていたのですが。
*社長の笑い声に注目(注聴)*
…なんて危険な。構造の振動耐性計算などしているのかしら。ヒトがかぶることは許されない(安全性が確保できない)でしょう。
と考えていました。スミマセン!
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《プードルズヘッド》へのとまどいがあります。
あのような暴力的な概念/実体を、深層からひきずりだしてジェンダーの境界に置かれたら、女性として、かつ社会の一員として、非常に迷惑です(正直な思い)。
女性の社会的立場は、この国で戦後、たしかに一気に向上したかもしれません。
でも、ヒトのメスが強く進化したわけではまったくありません。
”女性が強くなった”…それは、比較的平和な状態が続いた社会でのはかない幻です。
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夜の道端で、プードルズヘッドに遭ったら、どうしよう。
こちらに、勝ち目はあるでしょうか。
彼の弱点は何かな。せめて相打ちにもちこみたいです…。
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攻撃性は、自分のなかにもある。
”殺意”といってもいいほど強い感情を、ほんの一瞬、自分のなかに認めることが、これまで数回ありました、たしか。
あのパフォーマンス動画を見て。
製品を観る主体として「暴力性」に対する思いや位置が。
みずからと世界と。
自分と他者と。
いろいろさまよい動くのがおもしろいです。
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銀色プードルズヘッドのパフォーマンス。
これから行われることがあるのでしょうか。
とまどいを削ぐためか、”プードルズヘッドさん”というキャラが脳内に発生しました。