マリンカに寄せて

マリンカ。優れてきれいな楽器です。
動画でも魅せられますし。実際に動いて奏でているのを見たら、もっと感動します。
自動演奏マリンバの花。明和電機ライブやパフォーマンスで、絶賛活躍中。
 
マリンカは、ナンセンス楽器群のなかで異端の位置にあるよう思えるのです。
あまりにもきれいすぎますし・・・社長や工員さんが絡むパフォーマンスなしに、MIDI信号のみで複雑な旋律を奏でられる楽器だからでしょうか。
 
演奏しながら機械的に開閉。
震えるピンク色の花粉球。白い花弁に水晶の雌しべ。
そのルックスは、エーデルワイスの世界のもの、そのもの。
 
イラレでらくがき フォトショで追描

誰もいない世界で咲く花だから。 ボクが意図しボクのいない世界で咲き乱れる花だから。
Flowers blooming after the extermination of humanity, by his program, without him
 
 
マリンカは、怖い製品なのかもしれません・・・。いろいろ想像していたら。
 
*****
インターフェースがMIDIのみ旋律マシンには、メカフォーク等があります。
でも、メカフォークはギターが用いられていて、その形状が人の姿や手を連想させ、視覚的に親しみやすいのです。
マンドリン@メカフォークを社長が抱えられている動画では、演奏中、細かく爪の位置を調整されたりしていらっしゃるし・・・。
 
*****
自分のなかの。
理性的なものや明晰なものへのあこがれ。科学みーはー。
これら理屈や合理性を好む傾向は、母からの影響のように思います。
 
一方、ちがう方向への傾向。
例えば、アートやポエム的なものへのあこがれ。空想癖。
これらは、明らかに父親からの影響です。
 
父親危篤の連絡がはいりました。
もう長いこと、入院したままで。この8月に末期の癌が見つかり、10月初めに、実家からすこし離れた街のホスピスへ移っていました。
これから帰省します。